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連想イメージの良し悪し

言葉の認知に関する本を読んでいると、
「スキーマ」というワードが出てくる。
 
正確なところはよく分からないけど、
おおよその意味で言うなら、
「一つの単語にはいくつかのイメージが
くっついている」
ということだと思います。
 
「雪」という単語には、それだけで
「白い」とか「冷たい」「冬」なんかの
(ごく一般的な)イメージがセットになって
頭の中で展開される可能性を持っています。
 
いうなれば、~といえば○○、みたいな
連想ゲームみたいな仕組みと
同じだと思います。
 
下山109
 
その効果の例を挙げてみます。
 
「雪ミルクのおもち」
 
というお菓子があったとします。
これがなんとなく甘くて、冷たくて、
おいしそうだなあ、と思うのは、
言葉にあるスキーマという性質の
為なんだということらしいのです。
 
「雪」からは冷たさ、
「ミルク」からは甘さ、
「おもち」からは触感。
これらが「白い」という共通項や
「食べ物」であるという認識によって
ひとつのトーンとして括られ、
「おいしそう」というイメージが
頭の中で活性化されて出てくる。
 
単語に付随するイメージが、
他の単語と影響し合って
一つのイメージとして形作られる。
という作用があるようなのです。
 
語感を用いてイメージを伝える、
ということがとても面白いし、
どことなく化学反応の実験を
しているようで、興味深い。
 

 
話は変わって…、言葉ではなくても
実際の「モノ」も同じように、
そこから自動的に連想してしまう
「付随したイメージ」というものが
あります。
 
例えば、本だったら、
手にとって、開いて読み、ページを
めくる、という一連の動作が自然に
頭の中に刷り込まれている。
 
だからこそ、本って誰にでも
分かり易い表現の土台だと思います。
 
けれど、!
ぼくが作った「補集合の本」には、
一般的な本の読み方とは、ちょっと
違う用法が備わっております。
 
言葉の「スキーマ」のように
既成概念がイメージの膨らみに貢献する
こともありながら、
逆に、本という先入観が強すぎると、
「補集合の本」を手軽に理解するのには
難易度が上がってしまうようなのです。
 
ここが重要な問題点だなあ、と
最近ぼんやりと考えています。

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