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今回の実験「あたらしいロゴをかおもじサインにしてみました」

見たいことば

そもそも占いを信じてしまう人間なので、
辞書占いで「節制」ということばを見たとき、
「ジュースや菓子を飲み食いする事なかれ」
と言われたような気がして、
それを素直に実行してしまう。
 
未開封のかりんとうの袋をにぎりながら
「食べたいよう、おじさん。」と
許しを請うのだが、
雲の上の方にいるおじさんは、
やれやれと首をふる。そして、
「おまえの意地とはそんなものか」
とぼくを挑発する。
 
ムっとなって、くそ、なんだいこれくらい。
と、かりんとうを棚の奥に戻し
かわりに爪楊枝をくわえる。
 
爪楊枝をかみかみしていると、
ちょうどかりんとうを噛むのと
同じ運動量をあごに与えることができる。
 

 
これをしていると、かりんとう欲も
抑えることができるし、まるで、
火をつけない煙草をくわえながら
絵コンテをひたすら描いている宮崎駿に
なったような気分になれる。
かっこいい。
 
そもそも、お菓子を食べ過ぎて
お腹を下すことが多かったじぶんには、
これはとても良いことだった。
 

 
占いをしたい、という衝動は、
無意識のうちに「見たいな」と思っている
言葉をじぶんのなかに持っている証拠、
なのだと思う。
 
占いに頼る、とか、つい見てしまう、
というのは、知らないうちに
自分の欲しがっている「ことば」を
探しているということなんだろう。
 
今度「身につけることば」というシリーズを
作ろうとしている。
ことばあそびや、ことばのパズルみたいな
ものを、文字通り身に付ける形にする、
というもの。
これをうれしい占いみたいな内容にしたいと
企てています。
ああ、そうそう、こういうことばが
見たかったんだ、というもの。
 
そういうのって、あるんだよなあ、と思う。
 

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