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舌の会話

なんの本で読んだか忘れちゃったけど、
遠い国のどこかの民族では、
ちっちっという舌の音も
ことばを発音する一つの方法として
用いられているらしい。
 
具体的にどんなものだったか
覚えてないけど、
ふつうに「あ」と発音するのと、
舌をならして「あ」というのと、
区別しているようです。
 
これはものすごいな、と思いました。
声以外の音で会話しているなんて、
うーん野性的、とか思って
感動してた気がします。
 
おこってる136
 
けれど気がついてみると
日本でも同じように、
舌でコミュニケーションをとっている
場合がけっこうあるのです。
 
それが「舌鼓」というやつ。
これはいい意味でも、よくない意味でも。
 
いい意味では、
「飲食物があまりにもうまくて、
思わず舌を鳴らす。」と辞書には
書いてあります。
でもぼくはうまいものを食べた時に
舌を鳴らしたことがないので
これはよく分からない。
いまや廃れた文化なのかもしれない。
 
よくない意味では、舌打ち。
これは日常に飛交う。
どんな悪口を言われるよりも、
いちばん怖い。
 
満員電車など混雑した場所で
もたもたしていると、
よくされるのだけど、
ぞっとして、めまいがして
卒倒しそうになる。
 
それから、ああ、あの人とはもう
一生心が通じ合えないのだ、と
勝手に思って
悲しい気分になってしまう。
 

 
舌打ちは怖い。
 
言葉ではないものが、
こんなに突き刺さるなんて、と思う。
 
ところで同じ舌打ちでも、
他の国では意味が違うらしい。
相づちの意味となる国もあるし、
感動した時につい鳴らすところもある。
 
日本にもうまいものを食ったときの
舌鼓の文化が、のこっていれば
良かったのにと思う。
実はどこかにまだあるかもしれない。

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