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脱!母国語?

多和田葉子の「エクソフォニー/岩波書店」
をちょっとづつ読んでいます。
 
ドイツに住み、ドイツ語で
文章も書いている著者が、
自ら感じた言語的体験をもとに
語られるエッセイ集。
 
ドイツ周辺にはスイス、フランス、
オーストリア、ポーランド等の国があり
様々な言葉を話す人が
当たり前のように共存している。
 
スイスの公用語は4カ国語あり、
とりわけドイツ語には、
本場のものと違ったニュアンスが
あるようです。
「ドイツ語のスイス方言」という
ようなもの。
 
日本で言う沖縄の方言のように、
本場ドイツ語が話せても
「スイス方言」をすべて理解するのは
難しいのだそうです。
 
静粛な読書109
 
著者がドイツから電車に乗って
スイスに向かう際に
スイス方言を話す人と出会うが、
本場ドイツ語では不都合なので
英語で話す、というところなどを
読むと頭がくらくらする。
 
一度も海外へ出たことがない
自分にとって、
言語の切り替えなんていうのは
まったく感覚の届かない領域だと
思ったのです。
 

 
国によって平均的な声の高さが
違うらしく、
「その国の声」に包まれることで
国をまたいだという実感が
あるのだという。
驚くことばかり。
 
日本では1カ国語だけ話せれば
通常の生活に支障がない。
これを得とすべきか、
損と言うべきか。
 
他国語にふれてみたいという
思いは、塵が積もるように
ゆっくりと高まっていきます。
 

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