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能無しの未来

生まれたての動物ってすごいと思う。
 
テレビ番組のドキュメントなんかで、
子馬とか子やぎが、生まれてすぐ
4つ足で立つ様子を
何度か見たことがあります。
 
あれはすごい。
他にも、池澤夏樹の本に
「インパラは転ばない」という
タイトルがあるように、
動物ってだれかに教わることもなく、
失敗しにくい才能を身に付けている。
 
人間だったら、生まれてから
歩けるまでに一年くらいかかるし、
大人になったって、ころんだり、
電柱にぶつかることなんてよくある。
 
プール148
 
古本屋で昔の童話集を読んでいたら、
その編者がまえがきで、
「人間の赤ちゃんは能無しだ」
と名言していました。
(本の名前は忘れました)
 
動物は、生まれたときから
ある程度の身体能力を身に付けているし、
ヘマだってしない生き物。
それなのに、赤ちゃんは
どうしてあんなに能無しなのだろう。
 
赤ちゃんに限らず、大人になったって、
いろんなことを間違えたり、
失敗を繰り替えしてしまう。
 
動物たちは厳しい自然界で
生き残っていくために
決められたコースを外れることがない。
一方、ぼくたち人間はすぐに
決められたコースからそれてしまう。
 

 
ここで一呼吸。
果たしてぼくたちにとって、
コースというものが、
そもそもあるのだろうか、と思う。
 
失敗をしたとき、そこから
なにかを克服しようと
考えたり、感じはじめるものです。
障壁を乗り越えようとするところから
はじめて自分の未来に兆しがさすものだし、
人間の才能は、そこから生まれるものです。
ということが、
その本には書いてありました。
読書でそれに備えよ、という結び方で。
 
赤ちゃんの頃から、今もなお
能無しなぼくにとって、
この本のこのまえがきは大変ありがたい
考え方だと思いました。

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