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眠る金太郎あめ

うつらうつらしている時の
思考回路って、ふだんでは
入り込めないようなエアポケットに
すとんと迷いこんでしまうもの。
 
たとえば、
作業の途中なのに、ねむくて
ねむくて、しょうがなくなる時。
それで布団まで這いつくばる。
ほとんど亡霊のように、
ふらーっと。
 
ただ横になるだけでは惜しい、
という貧乏性で
本1冊と、メモ帳とペンは
忘れずに布団のあるロフトまで
もってあがる。
 
そこで、最後の力を振り絞って
本を開く。
でも目が開かない。
 

 
そういうときに、
不思議な考えがうかぶ。
 
本当のぼくの身長は9mあって、
でもいまは6m分しかロフトに
上がってきていない。
 
あとの3mはまだ下で何かしている。
 
長い金太郎あめがイメージとして
思い浮かぶ。それが僕だ。
 
それがトカゲのしっぽみたいに
うねうねっと切れてしまう。
ああ、完全体じゃなくなったら、
眠るにも眠れないじゃないか、と思う。
 
トイレに行きたいけど、
行くのが面倒だ、でも行かないと…、
というのと似たような気持ちで、
なんだか落ち着かない。
 
くそっと思って、いったん起き上がる。
 
じぶんを説得する。
「この状態じゃ作業はつづけられないよ。
明日早く起きてやった方が効率がいい。」
 
そして残りの3mを引き上げる。
 
ああ、これでぐっすり眠れる。
 

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