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無駄の中にある長所

ずっとやろうと思っている事が
ことごとく滞っている。
 
1996年にノーベル文学賞を
受賞したヴィスワヴァ•シンボルスカという
女性の詩人が、スピーチに
書いていた内容をふと思い出した。
 
偉大な学者や芸術家についての伝記映画が
絶えずたくさん作られているのは
偶然ではない、という。
 
科学者や画家や作曲家の場合は、
ものごとが完成するまで、成功するまでの
過程をドラマティックに描く事ができる、
といいます。
 
(以下引用)
「最悪なのは、詩人たちの場合です。
詩人の仕事は絶望的なほど、
絵になりません。
机に向って座るか、
長椅子に寝そべるかして
不動のまなざしでじっと壁か天井を
見つめ、ときおり七行ほど書いたかと
思うと、十五分後には一行消し、
それからまた一時間が過ぎ、
その間には何も起こらない……。
そんな見せ物に我慢できる観客が
いったいどこにいるでしょう。」
 

 
このような一見無為で、かつ膨大な
時間の過ごしかたについて、
僕自身、痛いほど身に覚えがあります。
 
まったく絵にならない状況を、
なんとかHP上では絵にしていたい、
という望みがあるのだけど、
動けないときは本当に動けない。
 
朝方夢にまで出てきて、
そんなときに限ってすべてが解決した!
という夢なんだけど、
目が覚めてみるとなにも変わっていない。
昨日と同じ今日がまた始まってしまった、
と恐ろしくなる。
 
しかしノーベル賞受賞のスピーチで
彼女はこんなことも言っている。
 
「…自分の欠点を認めるほうがはるかに
易しいのです、もしもその欠点を
うまく見栄えのするように人に
見せさえすれば。
長所を認めるほうがはるかに難しい。
なにしろ、長所というものは
深い所に隠れていて、自分でもなかなか
信じられないものですから…。」
 

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