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活気の湯気

蒸し器の蒸気が
あふれかえっていて、
近寄ると眼鏡がくもる。
 
日が沈んで気温も低いから
なおのこと。
ここは、五重塔がある広い
お寺で催されている元旦の屋台のひとつ。
所狭しと様々な屋台が並んでいます。
 
湯気がとても好きなので
しばらくそこで立ちすくんでいたい。
 
ただ、人ごみの中でつったていると
おかしなやつだと思われてしまうので
勘違いされないように(?)
甘酒を近くで買ってきて
ちょっと飲んでるんですって
感じを出しながらぼんやり
湯気を眺めていました。
 

 
自宅のお風呂よりも
銭湯や温泉が心地いいのは、
泡のぶくぶくや
流しっぱなしのお湯が
清潔さと永遠性に満ちた活気みたいだから。
 
それと同じように、
屋台の熱気もまた小さい生き物が
ハキハキと迸ってるようで快い。
 
幼稚園の授業が終わって、
自由時間になったとたんに
いっせいに庭へ飛び出す園児の
叫び声みたいです。
 
なんというか、
そのほかになにもありません、
ってかんじがいい。
 
それが焚火や煙草の煙とは
ちがうところ。
 
あれは雑多な要素が
もくもくしているから、
すきとおっていない。
息苦しいし、
あれは好ましくない。
 
なにか大切なことを考えるには
銭湯のなかか、コーヒーの前、
もしくは中華まんの屋台の前。
 
活気づきます。
 

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