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永久機関

年をとると体力がおとろえるとか、
脳の活動が弱まるとか、
お肌があれるとかっていう。
 
植物でも、こういうHPでも、
ちゃんと日々お世話しておかないと
だめになってしまうとか、
夢や希望もいつかは忘れるとか、
そういうことって本当によく言われる。
 
理系的な言い方をすれば、
どんなに水を熱して沸騰させても
ほうっておけばいずれ冷めてしまう、
とか、
スーパーボールはずーっと弾んでいるけど、
しばらくすると、弾むのをやめてしまう、
とか。
永久に力を失わないものなどない。
SFやファンタジーではあったとしても、
現実にはそうはいかない。
 
そういうふうに、ぼくたちは
思い込んでしまっている。
まったく残念だと思う。
 
月夜の風221
 
でもね、と思ってみる。
リチャード・ファインマンという
物理学者(1918-1988)が、
「熱をもつ仕組み」を説明するときに
こんなことを言っているんです。
 

「熱い」とか「冷たい」とかというのは、
実は原子が震える速度によるんだ。
震えかたが激しければそれは熱いことに
なるし、少なければ冷たい。
(中略)
僕はものが震えると言ったが、
ポンポン跳ね返っているボールを
頭に思い浮かべると、その動きが
だんだん鈍くなって、しばらくすると
止まってしまうのを知っているだろ?
ところがだ、原子の場合は
完全な弾力性を想像する必要がある。
原子は全然エネルギーを失わないんだ。
だから原子はいつまでも
跳ね返り続けて何も失わない。
原子どもは永久に動きつづけるんだよ。
「ファインマンさんは超天才」
岩波現代文庫より

 
冷めるのは、振動の伝搬によって
「揺れ」が少しずつ隣に移動する、
というだけで、
本来は力は永久に持続するのだという。
 

 
ここから急に文系な展開になるけど、
それって、気持ちとか信念みたいな
ことにも、
同じことが言える気がする。と
つい思いたくなる。
 
本当になりたいことや、やってみたいという
熱意みたいなものは
原子と同じで永久に持続する。
日々の気分に左右されて吸収されることは
あっても、本当は水面下で途絶えることなく
つづいている。
それを忘れないでいたいなと思う時に、
ファインマンさんの話を読むと、
とても元気になります。

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