ことばの実験室 更新2019/7/15

気持ちのお掃除

最近、この作文は、
全然書けていない…

のだけど、
いつも携帯しているスケジュール帳には
日々の事柄を書きとめるようにしてる。

この作文みたいに、
「いま自分がなにを感じているか」を
把握するための日記もいいんだけど、

スケジュール帳には、
「この日どこに行って、何したか」
の行動だけを書く。これが面白い。

スケジュールの管理とか、
一週間の反省で振り返ったり、
そういう便利な一面もあるんだけど、

時々、読み返すのが面白い。
記憶がおそろしく頼りないから、
読んでいると、
忘れていたその時の気持ちが
ふわーっと浮かんでくる。

ちょっと油断すると、
平気で5日分くらいスケジュール帳を
書き忘れていることがあって、
これが、また思い出せない。

5日前に、何をして、何を食べたか、
完璧に忘れていて、
もはや自力では思い出せない。

そんなときは、メール履歴、
ネット検索履歴、各SNSのやりとり、
で大体のことがわかる。
便利なだけに、ちょっと怖いけど。

自分のことなのに、探偵さながら、
その日の行動や、した作業
作った料理(クックパッドの検索履歴で)
などを洗い出して、
記憶から消えた空白の日々を
埋めていく。

埋めていくと、
「これをやろうと思っていたのに、
出来ていなかった。」
「今週は、やたらと偏ったことばかり
していたな。」
「そういえば、この日は体調崩して
いたんだった。」
などなど、いろんなことが分かってくる。

さっきは探偵気分で事柄を
解き明かしたが、
今度はだんだん考古学者の気分で、
分析をやりだす。

記憶ってふしぎなもので、
事柄はどんどん忘れるのに、
なぜか気持ちだけは、蓄積する。

”この気持ちはなんだろう?”
と谷川俊太郎みたいになった時、
スケジュール帳を開いて、
過去の事柄を洗い出し、
原因を分析すると、案外簡単にすっきりする。

さしずめ、気持ちのお掃除、
といったところか。

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