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今回の実験「あたらしいロゴをかおもじサインにしてみました」

料理=描画のコツ

絵を描くことが、だましだまし、
という気がしていて
それが、いまだに拭えない。
 
どうやるのが心地いいのか、
さぐりたい。
 
いきなり話は変わるけど、
インドや中国あたりの屋台の
動画を見るのが好きで、
日本の旅行者が現地の屋台を訪れて
料理を作る一部始終の様子を
撮影したのがあると、見入ってしまう。
 
真ん中に使い古した大きな鍋。
強い火が出るコンロがあり、
周りには既に刻んで下ごしらえした
材料や、謎の調味料がずらっと
並んでいる。
 
屋台のおじさんは、
お玉をいっぽん握って
鍋に火をつけると
たっぷりの油をそそぎ、
ゆらゆらと熱したら
材料、調味料を手際よく
鍋に入れる。
 
ふだん僕らするように、
丁寧に計量カップに入れて量を
確かめたりなどせず、
すべてお玉ひとつで、ざっくざっく
ぱっぱっぱと混ぜていく。
 
その身のこなし、早さ、熟練した様子に
心地よさを覚える。
 
ああいいうの、いいよなあ、と
ぼくも、水彩のえの具をお皿に並べて、
筆いっぽんで、さっさか、
ぱっぱと、色をとり、
ぐるぐるーっと混ぜて水気をスッと取り、
静かに紙の上に乗せる。
 
さながら屋台のおじさんのようで、
きもちいい。
 

 
描くときの気になる点を
もうひとつ。
水彩を塗るときの筆の乗せ方。
 
水気の量と、紙の相性にも
よるんだけど、水彩絵の具は
塗ったあとにムラができ易い。
 
それを絵に活かせれば、気持ちがいい。
 
だがしかし、
キレイに塗ってしまわねば、
という塗り絵的反射神経も
同時に働く。
 
水彩は、すーっと描いた後、
筆を離す時に色の溜まりができる。
 
それをそのままにしておけば、
離したとこに濃さのムラが出来る。
 
けど、こんなこともできる。
乾く前に、もう一度筆をおいて
ムラを取ってしまうこともできる。
 
塗り絵反射的には、何度も筆を重ねて
均等にしたくなる。
 
そんなとき、(また話は変わるけど)
料理家の土井先生のテレビを見た。
 
焼きそばを作るときの回。
お肉を入れて、やさいをいれる。
 
その意外なポイントとして、
あんまり鍋を振らないこと、
混ぜないこと、だという。
 
ぼくなんかは落ち着かなくて
ガッサガッサ混ぜてしまうけど、
じっとさせておく。
 
けど、少し焦げをつけた方が
おいしいのだそうな。
それから、やさいの水分がにじみ出て、
焦げすぎることもないんだという。
 
鍋を振るのは、適度に数回。
これでいいという。
 
入れたら、焦げと味を染込ませ
じっとさせておくこと。
 
筆を置いたら、色ムラを染込ませ
じっとさせておくこと。
 

 
 
どうもぼくは、料理と絵とを
近しいものと考えてしまうようだ。
 

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