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擬似的ふたご

(今日も箇条書き)
 
ある本に、ペンギンについて書いてあった。
南極のペンギンは好奇心旺盛なので、
ジェット機を見つけると、
そちらの方を目で追いかけてしまう
習性があるという。
 
パイロットたちはそれをいいことに、
上空を旋回し始める。
 
群をなしたペンギンたちは、
いっせいに機体を追って、
ぐるぐる回り始める。
 
そしてとうとう、目の回ったものが
ぱた、ぱたと、倒れる。
 
パイロットは、一回の飛行で
何匹のペンギンを倒したか、
ということで争うゲームをしたのだという。
 
これは本当か、嘘か、信じる人次第だけど、
とにかく、ペンギンって健気だな
と思って愛らしい気持ちになる。
 
これを、ペンギンじゃなくて、
ペンギンに似たような性格を持つ
文字たちがそうなったら、
きっと面白くて可愛いだろうな。
 
という、愚かなことを考えたりします。
 
日傘319
 
中央線沿いの住宅地って、
あまりおもしろくない。
 
家ばっかりで、家もそんな面白くなく、
ただ延々と見慣れた家々が
閑散として生気なくつづく。
 
でもいきなり背の高い木が現れたりして
遠くの方から、あっ緑地帯だ!
とオアシスみたいに思えることがある。
 
あそこはきっと、
いい風景なんだろうな、とわくわくして
そちらへ向っていくと、
なんだ、大した事ない。
ここだけ大木があるだけで、
他は変わらず住宅地だ。
 
蜃気楼に騙された気分です。
 

 
小さい頃、ふたごに憧れた。
自分ともうひとり、似たようなのが
身近にいたら、きっといいだろうな、
と思っていた。
 
どんな話をするだろうか、
性格はどっちがどうなんだ、とか、
想像しては口惜しい気持ちになる。
だって、それは絶対に無理なことだから。
 
だから、当時はテープレコーダーを
持ってきて、自分の声や合唱の曲を
吹き込んで、
それと会話したり、ユニゾンしてみたり
して興奮していた。
 
これって、つまり擬似的ふたごじゃない。

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