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掃除に匹敵するもの

掃除が好きかもしれない。
掃除をしだすと、
徹底的になってしまう。
 
なんでだろう。
汚れが目に見えて落ちることが
うれしいからだろうな。
 
たとえば、埃って、薄暗いと
あんまり目に見えない。
だけど、ホウキで集めると
とたんに姿を現す。
 

 
この事実を初めて自覚したのは
大学時代。
サークルの部室に入り浸っている
時があって、そのうちに
なんとなく居心地がよろしくない、
ということに気が付いた。
 
コンクリート造りの「クラブ棟」という
建物全体が部室の集合住宅になっていて
今考えれば簡素極まりない。
 
床も壁もただのコンクリートで
倉庫部屋といって過言ではない。
それだけだと落ち着かん、
ということで、先代のだれかが
ビールケースの上に畳を敷き詰め、
さらに、コタツまでおいた。
 
が、それも随分古くなっている。
いまや古臭い粉みたいな匂いと、
薄暗さと、なんとなーく汚れた
感じがする。
 
このうっそうとした感じはなんだろう。
わからない。
とりあえず、ホウキで畳をぱたぱた
掃いてみる。すると、
見る見るうちに大きな埃のかたまりが
あらわれた。
 
なんだこれはと、砂とも埃ともつかぬ
汚れを徹底的に外へ追いやると
いつのまにか部室内は明るく、
背筋をのばしたように、凛としていた。
 
なんとなくどんよりしていた理由は
一見、目に見えない埃だった。
 

 
そういう見えない原因ってのは
他の次元にもあるような気がする。
 
なんか、調子がわるいな、とか
気分がすぐれないとか、
不安におそわれる、とか
悪夢をたくさんみるとか。
(悪夢の話はまた次回)
 
なんでだか分からないけど
なんとなーく、そうなんだって時、
これもまた、埃のような
一見みえない原因がある。
 
たとえば、気圧の影響で?
脳内で分泌される信号の量とか?
ちょっと分かんないけど、
表だってみえてこない原因があって、
しかも、表だって見えないくせに
結果として
なんとなーく、表面化する。
 
僕の場合、そういう埃を
ホウキで掃くような事が
早朝ジョギングだったりする。 
 
冷静に考えてなんで、そんな
朝から走るなんて面倒なことが
好きなのかというと、
掃除した後と気分が似ているから。
 
だし、そもそも
今目の前にある事案をきれいに
片付けることが、
一番の掃除になりそう。

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