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心の浸透性

子供の頃の辛い思い出といえば、
外泊したときのこと。
 
修学旅行とか、林間学校とか、
夏の合宿とか。
家族から離れて数日を
過ごさなければならないことが
なによりも過酷。
 
思い出してみると、
お守りを首から下げていた、
という恥ずかしい記憶があった。
 
「これはホームシックに対する
免疫効果があるのだ」と
授かったので、ありがたく毎日
身に付けていたのでした。
 
でも、友人に知れると恥ずかしくて、
必ず服の下に隠しておいた。
 

 
他には、マンガや本を持っていった。
普段は本は読まなかったけど、
外泊先で夕方や就寝時間になると、
どうにも寂しまぎれが必要になって
読み始める。
 
何の本だったか、
マンガだったか覚えていないけど、
家から連れてきた唯一の
家族のように思えて、
読んでいると多少、
胸の苦しさが緩和された。
 
幼稚園240
 
本には、そういう効果があるのだ、
と今になると思えてくる。
 
ずっと身に付けていたら
お守りになるようなものとか、
かならずカバンの中に
入れておく本とか、
そういう存在感って今でも
あるよなと思う。
 
いろんな人と関わっていると
だんだん気分が擦切れてきて、
そういう時に、今なら
ケストナーとか池澤夏樹を読むと
自分がちょうどよく思える
居心地の気圧で深呼吸したようになる。
 
そういう心の浸透性が
高いものを自分も作りたいなと
思います。

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