ことばの実験室 更新2019/7/15

幸せな生活について

ほとんど、毎日自炊する。

しかし、作文は、たまに。
おや、と思った。

どうして、料理は毎日作るのに、
作文は「たまに」で
済ませてしまうのだろう。

最近作文をできるだけ
日々書くようにしているのは、
そのせい。

一時期、ほぼ外食していたが、
その頃と比べると、自炊は
びっくりするくらい経済的。

それに、料理は嫌いではなかったので、
立ち仕事が、
気分のリフレッシュにもなる。

お腹も満たせて、一石二鳥。

けれど、自炊の欠点は、
「食べたいときにすぐ食べられない。」
である。

お腹減る前の料理って、
あんまりやる気が起きない。

といって、
そろそろ減ってきたな。
と時計を見て、これから作ると、
あと一時間は食えない。
みたいなことになる。

つまり、「腹減った!」という
状態になることが一日に
何回かある。

外食をするときって、
お腹が減った、と思った瞬間に
目の前に料理が運ばれる仕組み。

「腹減った」という状態が、
短い。

自炊するようになってから、
「腹減った」状態が長くなった。

昔の絵本によく出てくるテーマにも
「腹減った」がある。
「11ぴきのねこ」
「はらぺこあおむし」
「ぐりとぐら」

あれが、実感として、よくわかんなかった。
腹減るってことが、
なにかのモチベーションになる
ってことが。

こないだ、絵本の読み聞かせに
平塚市の児童館におじゃました。

先生が面白くて、その影響が
子どもたちに色濃く出ていて、
みんな素直で、良い子たち。

持って行った本で楽しんでもらえたし、
ぼくも楽しませてもらった。

なにより、ダミー本のモニターに
なってもらったので、
こちらからお礼をしなければ
ならないのに、
なんと、お礼にと
大量の玉ねぎをいただいた。

おもわず、わっと思って、
うれしくなった。

数日後、例によって
夜「腹減った」。

冷蔵庫を開けると、大したものがない。
まずい。どうしよう。

ハッと気が付く。
「たまねぎだ!」
流し場の下の野菜かごに
入りきらない量の玉ねぎが。

マンガのように、でれーんとした
表情になって、「えーっへっへ、
あーるもんねー。」

どうせなら、贅沢に使ってやろう、
と思って、
横に2センチくらいにザックリ切って、
たまねぎステーキにした。

味付けは、昼の残りのミートソース味。
もうひとつは、生姜焼き風に。
もうひとつは、まるごとスープに。

「ひゃっひゃっひゃ」と、
異様なまでに、わくわく。

たまねぎで、
こんな気持ちになるとは
思わなかったな。

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