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今回の実験「あたらしいロゴをかおもじサインにしてみました」

家事について

ターシャ・テューダのドキュメント映画
「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」を
ぼーっと見ながら思ったんだけど、
今の人たちって家事について、
どれだけ熱をこめているんだろう。
 
映画の中では、庭でとれたリンゴを
ジュースにしたり、着る服を自分で作り、
火を焚いたり、花や動物のせわもして、
なんと、ろうそくまで自前で作る。
作れるものは全部自分でやらないと
気が済まない。
信じられない。家事の究極だ。
 
家事といえば、ぼくにしたら
たまには気分転換の一つにもなるけど、
基本的には煩わしい。
 
自分でつくった料理がうまいとか、
汚れたものをきれいに整えていくのは
時々快いものだと思っても、
毎日、満足いくように続けるのは
忍耐が必要だと思う。
 
なので、家電製品や、買い物で、
家事の負担を減らしたいと思う。
 
多分、多くの人も
「やるべきことは、お金をかせげる仕事」で
それ以外は、任命感をあまり感じない、
というのが正直なところなのかもしれない。
 
そういうところで、
あれだけ家事の素敵さを見せられると、
暮らしていること、それ自体が
幸福に思えてくる。
自分が間違っていたという気もする。
 
日々を暮らすのに自分に適した環境を
作ることは誰しもあって困るものではない。
 
こういうふうに暮らしたい、というイメージを
もって日々実現することが
職業として成り立たないのかしらと
思いたくなる。寒い日に自分で火をおこすとか
プリミティブなことが、生活を手中にできる
充実感がありそうだ。
 

 
しかし、家事を仕事にしている人ってない。
だって家事では稼げない。
しなくてはならない事なのに、
それだけをしていても生活できない。
 
お金を稼ぐ仕事をしないことには、
どうにもならない。
だから、おろそかになるのはまず、
生活の方なんだよな。
 
日本ではたいてい老後にしかない気がする。
 
でも、ターシャ・テューダは若いころから
子育ても、家事も、絵の仕事も、
ぬからずにやった人なんだから、
到底かなわないくらいすごい。
 
生活を自分の手で整えていく面白さ。
大体が面倒くさいし、
常にうごいてなくちゃいけない。
 
ターシャ・テューダ本人も
「私は忍耐強かった」と言っている。
 
今や、快適な環境はお金で買えるので、
あまり生活自体に注目して工夫を
することが少ないけど、
東京を出て、田舎に暮らしを移す人も
周りにいたりして
暮らし方を自分たちの手で、
ということが見直されつつ、ある、多分。
静かなブームになりそうだ。

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