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今回の実験「あたらしいロゴをかおもじサインにしてみました」

リラックスできるフレーズ

がんばらないでいられるなら、
できるだけ楽をしていたいと
思うタイプなので、
本やネットで、「許容」的な
ワードを見ると、
ホっとしてしまう。
 
たとえば、
「何にもしない、が集中を作る」
「適度な休憩が効率をあげる」
というライフハック術のフレーズ。
 
だよなーと思う。
 
宮崎学のふくろうを追った本
「森の365日」には
夜中の撮影で、緊迫した日々を
過ごしていると、
おしっこをしている時が
一番安心する、みたいなことが
書いてあって、不思議と
読んでいるこちらも、ホッとする。
 
井上ひさしの「吉里吉里人」の場合だと
主人公である情けない小説家古橋が
とにかく締切を守れず、周りに
迷惑をかけまくっている下りは、
あっという間に読み干してしまう。
あれ、もうないの?と。
 

 
少しの間でも、周りのしがらみから
自由になっている瞬間。
 
気がつくとこれを欲していて
だからか、そういう言葉が目につく。
 
もうひとつ、寺村輝夫の
かいぞくポケットシリーズ1
「なぞのたから島」にもあった。
 
とつぜん、
海賊の船長になった男の子が、
白猫のアイコ(じゃんけんのあいこが
由来)に
「きみはもう、りっぱなおかしらよ。
もう、だれのいうこともきかなくて
いいのよ。
だれにもしかられることもないし、
じぶんの思うとおりにやればいい。」
といわれる。
 
クリームをたっぷり入れた
ロイヤルミルクティを飲んで、
口もとに泡をつけたような
リッチな気分になる。
 

 
自由にしてもいいと言われたら、
すべてを書き換えたくなる。
 
たとえば、窓の外には、
駐車場や国道…ではなく、静けさが。
それも深い山奥よりも、
どちらかというと里山で、
荘厳な自然よりも、整然とした
植木や畑があるような、
静かな庭が見えている。
 
それと、少しの土地の隆起を
確認できる。
 
晴れよりも、台風よりも、
雨あがりのくもり。
真夜中よりも朝方。
 
暖炉の火。少し離したとこに
ふつふつと湯が湧いている。
 
建物は大きく、廊下は長い。
部屋はこじんまりとして
土と草の濃い匂いのする空気が
窓からゆらゆら入ってくる。
 
長年住んでいる家なのに、
まだ開けたことのない部屋、
降りたことのない、
登ったことのない階段、
手にとったことがない本が
いくらでもある。
 
談話室、という響きがいい。
そこには自分に興味をもつ
数人がいて、自分の話を
聞きたがっている。
 
…というような。
想像するだけなら、いくらでも。
 

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