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モノとしてのことば

最近目にした本に、
おもしろい共通点があった。
 
ルース・クラウス著の
「I CAN FLY」という絵本と、
ルイス・キャロル著の
「もつれっ話」。
両方とも英語の似た音で
ことばあそびのようなことを
している。
 
「I CAN FLY」の方では、
“A cow can moo.”
“I can too.”
にはじまり、
“Swish!”
“I’m a fish,”
や、
“Pick pick pick”
“I’m little chick.”
ほかにも、
“My house is”
“like a mouse’s.”
のように、似た音をあわせて
リズミカルに展開していく。
 
メアリー・ブレアの絵が
わくわく感をいっそう高める。
 
クマがきた!145
 
「もつれっ話」の方は、
登場人物の会話がときどき
おかしなことになる。
似た音の別単語と聞き間違い、
勘違いを起しながら
話は進められていく。
 
meetとmeatの勘違いや、
tartの同音語として
「辛辣」と「(果肉入り)パイ」
として勘違い、
the betterを
「賭ける人」と「それだけでよい」
という意味での行き違い、
Mendipという地名を
Men+Dipというふたつの単語に
分けてとらえたりしている。
 
とにかく、英語ならではの捉え違いが
多発している。
和訳を読んでいても筋が
読めないけれど、「注訳」を見ると
初めて納得ができる。
面白みも感じられてくる。
 

 
「ことばにならない気持ち」と
たまに言われるけれど、
上に書いたようなことは、
むしろ、ことばだから現れる
面白みなのだと思う。
 
ことばあそびというのは、
音や字面など、ことばをモノとして
捉えることで生まれる。
 
たまにはそういう見方も
良いのかもしれない。
 

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