ことばの実験室 更新2019/7/15

パネルでぽん

なんでもやればできるんだ、
という信念と、
決してあきらめない気持ちを
もっていれば、
どんなことでも上手くいく。
 
という理由なき自負心をもって
しまうことがたまにある。
 
最近も、思った。
 
きっかけは、誕生日にもらった
プレゼントだ。
 
もらったのは、他でもない、
スーパーファミコンミニ
 
もらったのだから、やってみようと
特に理由もなく「パネルでぽん」を
スタートさせた。
 
初めてやってみたのだけど、
かなり難しい。ぜんぜんできない。
 
いわゆるパズルゲーム。
でも、流行りのスマホアプリの
パズルゲームとは全然違う。
 
難しいのです。
 
同じ色のパネルを3つ揃えれば、
ポンっと消え、
4つ以上を同時に揃えると、
「いくぞ!」とかわいい女の子の
掛け声が聞ける。
 
3つ以上のパネルを消した作用で
上から落ちてきたパネルが
さらに色が揃っていると、
連鎖が発生し、
かわいい女の子の「いくぞ!」
とともに、ファンファーレが鳴る。
これがうれしい。
 
が、
偶然にできたとしても、
意図的な連鎖が全くできない。
 
パズルモード(将棋でいう詰将棋)や、
対戦モード、エンドレスモード、
EASY、NORMALモードなど、
さまざまな場面で練習するが、
一向にうまくなれない。
 
そこで、上手い人のプレイを
動画で参考にしてみる。
 
信じられないくらいの
スピードでパネルを動かし、
予想もしていない箇所から連鎖を
起こして、見ていて唖然とする。
 
それをみていると、
理由なき自負心が湧いてくるのだ。
 
普段は、すぐ眠くなって
夜更かしはできない方なのだけど、
「パネルでぽん」は人を覚醒させる。
 
みんなが寝静まったであろう
真夜中に、目をぎらぎらさせ、
延々とパネルを動かし続ける。
 
まずは、落ち着いて、
連鎖するパターンを覚える。
 
それをゆっくりでいいから、
2連鎖させるのに慣れる。
スコアが低くても、
ステージがクリアでなくとも
連鎖ができればokとする。
 
これをひたすらやり続け、
その次は、パネルをなるべく早く
移動させるすべを体で覚える。
 
いよいよ、という頃合いになったら、
ストーリーモードのボスと
対戦してみる。
 
何回も負け、何十回と負け、
イライラする熱気が眠気をふっとばし
今が何時かも関係なくなる。
 
勝つまでやめない。
これがギャンブラーだったら、
一番危険なパターンだ。
 
いや、時間をBETしつづけ、
勝ったところで得るものなどない
のがゲームである。
 
まさしく、わかっちゃいるけど、
やめられない。である。
 
とにかく、
「最初はへたくそな自分でも
あきらめずにやれば、誰よりもうまく
なれるんだ!」
という謎の決心は、誰にも止められない。
 

 
数時間後…
とうとう、勝つことができた。
心の中でビートルズのlet it beが
流れる。
 
目を閉じると、
そこには「パネルでぽん」の残像が
カラフルに動いている。
 
熱いお茶をのみ、
トイレに行って、また目を閉じてみる。

そこには「パネルでぽん」の残像が
カラフルに動きつづけている。
 

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