ことばのロボットいろはちゃん 更新2020/8/5

バーナーリスト

「ばかの壁」で有名な養老孟司さんが
人は、1日の3分の1は意識がない、と
言っています。

これにはすごく思い当たる節があって。

寝ている時間はもちろん、それ以外にも
意識がない時間(記憶に残っていない時間)
が結構あるなと思うんです。

なので、やることリストをつけたり、
意識を可視化しないと
今日はなにをやっていたんだろう?
と、茫然としてしまうことが
少なくありません。

でも、スケジュールって、
やっぱり限界があります。

どれだけしっかり立てても、
ちょっと掃除したり、
おやつを食べようと思って
コーヒーをいれたり
宅配便が来たり、メールがきたり
突然別の用事を思い出したり
ぼーっとしたり、
ちょっと郵便局に行くだけ、
が長い散歩になったり
キリが悪くて時間が押したり。

ところどころ予定外の
無意識沼にはまってしまいます。

無意識によって増幅される
ブラックホールに
1日の時間の3分の1以上は
消えているようにさえ思います。

そのせいか、なかなか片付かない
仕事が蓄積してきて
じりじりと冷や汗が出てきてしまいます。

これを一言でいうと
「サボりグセがある」というのかもしれません。
もうちょっとマイルドに言うなら
「寄り道グセがある」と。

最近、真剣にスケジュールの立て方を
どうしようかと悩んで、
誰かに相談しようかとも思っていたのですが、
…よくよく考えてみると、
相談できるような友だちがいない
ということに気が付き、
ネットで調べてみることに。

そこでパッと目についたのが
バーナーリスト」という方法。

「Googleの元社員が考案したやり方」
という魅力的なキャッチフレーズに惹かれ
記事を読んでみました。

簡単にいうと、
スケジュールの立て方を
キッチンでの料理になぞらえて
考えていこうというわけです。

脳内だと、シュミレーション機能が
基本的にバグっているので
なんでもかんでもできるぞ!
やるぞ!と、
どんどんリストを膨らませてしまう。

でも、実際はそうはいかないんです。
寄り道魔のぼくとしては、それは
痛いほどよく分かります。
膨らんだリストには、
もはやリストの意味がない…と。

一方で、実際に料理をすることを
想像すれば、自分の抱えられる容量が
具体的なシーンとして把握できるんです。
スペースは限られている、と。

リストを4つに区切ります。
・手前のメインバーナー
・奥のサブバーナー
・カウンター
・キッチンシンク

同時に複数の料理を作ることが
できないってことを前提にして、
スケジュールも考えて行きます。

なので「手前のメインバーナー」には
いま一番やらなければいけない最優先を
一つだけ書きます。そして、
それを達成するためのタスクを書きだす。

シングルタスク、とはいえ
奥の鍋の様子を見ながら
ちょこっと面倒をみるみたいな意味で
二番目にやるべきことを
「奥のサブバーナー」にひとつ書きます。

さらに「カウンター」は
メインバーナーについてタスクの続きを
書いてもいいスペースなのですが、
できるだけ何も書かずにおいておきます。
余裕がある、ということが
大事なのだそうです。

そして最後に
「キッチンシンク」。
ここには、その他のタスクを
投げ込んでおく。

すぐに、ではないけれど、
次にやるべき未来の最重要候補を
ここに並べておく。

できるだけ早めに
メインバーナーを空けて、
サブバーナーを空けて、
キッチンシンクをすっきりさせていく。

2、3日に一回は書き変えて
いくといいのだそうです。

この方法が気持ち良くて、
最近はこれで整理しています。

シングルタスクを意識していれば
急な無意識タイムに襲われても、
大丈夫、という余裕が生まれます。

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