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さまよう窓

パソコンをつけると
ろくなことがない、と思う。
思うけれども、スイッチを入れてしまう。
 
必要なのだからしょうがない、
とはいえ、実際にするべきことは
それほど多くない。
 
来る宛もないのにメールチェックを
したがったり、
ネット上でふらふら寄り道をして
しまい、必要のない情報を
がぶ飲みしてしまう。
 
猫が邪魔114
 
その結果、ブレが生じ、
居心地のよくない気分になり、
椅子から背がずり落ち、
無気力に陥って
のっぺりと無表情のまま
思考停止状態となる…
 
ああ!
いますぐクローゼットに入って、
目を閉じながら大好きな絵本、
クラウス&センダックの
「A HOLE IS TO DIG」を
思い浮かべなければ!
 
そうしてやっと平常心を
取り戻せた気分になれる。
 

 
本屋で、絵本画家のアトリエを
紹介している本をみつけた。
 
加古里子や山脇百合子など
そうそうたる名が連なっていた。
 
気がついたのは彼らの机の上には、
まず、パソコンがない。
膨大な本と紙の山。
ペンや筆、パレットが散乱している。
パソコンのない机の風景は、
集まった本や紙たちが
自らの世界をそのまま創りだして
いるように思えた。
 
ブレることのない濃密な
空間だと思った。
パソコンなど置いておく必要ないのだ。
とさえ思った。
 
なにより印象深いのは窓。
ほとんどの作家が
大きな窓をつけていて、
その向こうできもち良さそうに
木々がゆれている。
光が採られている。
 
パソコンなんかよりも
窓をつけるべきです。
 

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