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こどもバー

近年こどもたちは早熟である、
といわれる。
 
親から与えられるオモチャ、ゲームの
類いでは飽き足らず、
大人さながらの場所を求めて
街へ繰り出すのだという。
 
ベッドタウンから通じやすい
地方都市などを中心にして
子ども専用の”クラブ”が出来はじめ、
彼らの間では「隠れ家的存在」となり
話題を集めはじめていた。
 
そこでは、砂糖たっぷりの
ホットミルクのグラスを横に
こんな話が繰り広げられている。
 

 
「小学校に入ると、
さんすうってのをやるらしい」
 
「ああ、それならしってる。
ようは、かぞえ方のはなしだろう」
 
「きみくわしいね。
じゃあ、一つもんだい。
たとえば、このごはん。
スプーンでひとさじすくうと…
これは、さんすうでいうと
どれくらいになるか?」
 
「うーん、”ご”かな。」
 
「ご?」
 
「うん。おとうさんが
“ごはんのごの字もない”って
よく絶叫しているんだ。」
 
「それは大変。」
 
「そう。だから
その量なら「ご」くらいは
あるんじゃないだろうか、
とおもったわけ。」
 
こどもクラブ117
 
「なるほどね。
じゃあ次のもんだい。
たまごから”めだま”の部分を
とりのぞいたら、
のこるのはどれくらいだ?」
 
「ふーむ、めだまの部分。
そうねえ。
“たご”かなあ。」
 
「たご?」
 
「めだまって真ん中にあるだろう。
そしたら”たまご”の”ま”が
それにあたるとおもうんだ。」
 
「ああ、だから、”ま”をぬいて
“たご”ってわけか。」
 
「そう、たまごの白いとこは、
“たご”ともひょうげんできるのさ。」
 
「さんすうっておくがふかいな。」
 

 

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