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かわいい女の子の本

かわいい女の子が出てくる小説の
ベスト3をあげるなら、この三冊。
 
『ペンギンの憂鬱』アンドレイ・クルコフ
『郊外 その二』中勘助
『ブロードウェイの天使』デイモン・ラニアン
 

 
どれも、大人の男と
ちいさい女の子が一緒に過ごす、
といったもの。
 

 
○『ペンギンの憂鬱』は、
売れない作家とペンギンのミーシャ、
それと友人の子のソーニャ。
この2人と1匹の話。
全体に重たい空気なのだけど、
ミーシャとソーニャの無邪気さが
物語に光をあてているように思えます。
 
○『郊外 その二』は、おそらく
半分くらいは実話に基づいているのでは
と予感させる日記形式の話。
友人の子の妙子と「私」のやりとり。
こんなに好き同士の大人と子どもは
そうそういない。
岩波文庫の「菩提樹の蔭」に
収められてます。
 
○『ブロードウェイの天使』は、
賭け事で生計を立てているような
野蛮で汚い男たちの中で、
マーキーという名前の人形みたいな
女の子が突然あらわれる。
レストランのバンドが始まると
とつぜん椅子からすべりおり、
「マーキーのダンス」と言って
狂ったように踊りだす。
そんな女の子。
 

 
恋愛でもなければ、親子の愛でもない。
かといって「友人」と簡単に
括れるものでもない。
 
おじさんと女の子という
似つかない組み合わせが、お互いに
ひかれあっている、ということに
読んでいて、
とてつもないこころよさがあります。
 

 
そういえば京都での展示にも、
ちいさい女の子が何人か
来てくれました。
 
あれ、おもしろいよ!
とおかあさんの手をひっぱって
走り回ったり、
おとうさんとベンチに座って、
パズルの言葉を音読してたり。
 
期間中は、ずいぶん身の千切れる思いに
なっていたのですが、
そんな時は、うれしいな、という
気分になったものでした。
 

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