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あなたは誰ですか

こないだ、ちょっと不思議な夢を見た。
駅をおりて歩いて家に帰ると、
後ろの方にぽつんと人が立っている。
 
こちらをじっと見ているので、
なにをやっているんだと聞くと
彼はもじもじしながら
ことの詳細を話してくれた。
 
「いやあの、駅を降りると
たくさんの人がいますでしょう。
あれが不思議なんです。
彼らは各々の家に帰っていくんだ、
とは頭では考えるけれど、
実際のところはどうなんだか
分からないんです。
 
つまり、そのうちの何人かは
しゅうっと消えてしまう影みたいな
ものなのかもしれない、
と思い始めたんですよ。」
 
転んだらおこして222
 
なにを言ってるんだ、と
腹を立てそうになるけれど
それより前に彼が続ける。
 
「本当に彼らはひとりひとり
ちゃんと家に帰っているのか。
というか、
自分の全然しらない人たちが
全然知らないところで
ちゃんと生活しているのが
不思議だなあというか。
それをちょっと好奇心で…」
 
で、ぼくをつけてきたのか、
と問うと
 
「そうです。」という。
 
「どこに帰るのか、
私は全然知らないのに、
あなたは、迷いなくあんなに細い道に
入っていくのがすごいなあ、と。」
 
自分の家なんだから当たり前だろう!
と怒鳴る。
 
「すみません。でも、
この世に舞台裏などないんだ、
という無限の可能性に
興奮しちゃって、つい。」
 
ばかめ!
と思って目が覚めました。

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