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今回の実験「あたらしいロゴをかおもじサインにしてみました」

「とりとめられない」

以前、脳内スーパーサイヤ人
について書いたけど、
いまだになかなか治らない。
 
これは悪い癖で、
「このくらいはすぐできる」
「これはパッと終わらせて…」
「あと一日あるんでしょ?」
=「まだまだ余裕じゃん」
とぼくの脳内思考を並べてみると
わかるように、
亀とウサギの寓話でいえば
ウサギ的思考なのだ。
 
結局、締め切りぎりぎりになって、
てんやわんやになることが多い。
 
致命的だ。ということで、
ようやく反省して、
生産スピードを行程ごとに分けて、
どのくらい一日やっておけば、
自分の満足いくようになるのか
嫌いな計算をして調べてみた。
 
それでも、やはり一日ごとの内容が
もりもりになりすぎてしまう。
 
机上の計算では、ぎりぎり頑張れば、
できないことはないのだけど、
実際はそんなことがない。
 
非常に難しいのは、
「実際はそんなことがない」の部分の
可視化だ。
 
要するに、
気まぐれの自分との付き合い方が
自分自身でよくわからないんだと思う。
 

 
たとえば、
作業中にプリンターのインクが
なくなってしまう。
インクを買いに近所の電気屋さんまで
自転車でいく。
 
ぼくの住んでいるところは、
水田と雑木林と線路と河川のある町なので、
どことなく空が開けていて心地いい。
自転車をこいでいると
水仙や沈丁花の匂いがする。
梅の花が咲いている。
雨上がりの湿気を含んだ土の空気が
ぼく一帯を包む。
 
気が付くと電気屋さんの看板が
遠くに見える。
 
ここはどこだ。
お寺からお線香の香りがして、
墓地の横の竹林が鬱蒼としている。
 
川の流れる音につられて
桜が植えてある公園に出ると、
野良猫がたくさんいる。
足を止めて、本を開く。
 
ふと着信音が鳴る。
仕事相手からのメールだ。
「先日納品してもらったイラスト、
仕様が違います。」
 
さっと冷や汗とともに
マンガなら額に「がーん」の縦線が
入っているだろう気持ちで
電気屋さんに向かい、インクの在庫が
ないことを確認し、帰宅後
アマゾンで購入。
 
さ、やり直しだ!
で、終わってみると、
当初の予定よりも4時間ほどロスしている。
 
こういうことばかりが起きる。
 

 
話はそれるけど、湿気のある土の
空気が本当に気持ちよかった。
 
町が都市化されるとき、
利便性を取って道はもれなく
コンクリートになってしまう。
そのとき「土の湿気はいいよ…」という
説得はまるで効かないんだろうな。
 
「じゃあ、地面がぐずぐずになって、
車がまともに通れなくなってもいいのね!」
と反論されそうだけど、
ぼくは何も全部を土にしろ
と言っているのではない。
 
半々くらいに共存できたら、
しかも公園のように区画するのでなくて、
まだらに共存したら、
きっといいのになと思う。

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